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普通の会社員でも10万円から始められる!はっしゃん式 成長株集中投資で3億円|はるもえ
株式投資

普通の会社員でも10万円から始められる!はっしゃん式 成長株集中投資で3億円

読書をイメージしたイラストと記事タイトル

セミリタイア模索中”はるもえ”@harumoe1106です。
この著書の手法を真似るべく、すぐに私も会社四季報を購入しました。

 

 

『普通の会社員でも10万円から始められる!はっしゃん式 成長株集中投資で3億円』の著者はこんな人


サラリーマン時代に株式投資を行い資産3億円を達成。日興フロッギーにも度々登場されているので、私だけでなく投資に興味のある人はとても注目されているのではないでしょうか?

『普通の会社員でも10万円から始められる!はっしゃん式 成長株集中投資で3億円』はこんな人におすすめ

投資に興味のある人。特に会社員のような兼業投資家。
手間のかからない投資手法なので、時間があまりない人でも充分再現できます。

『普通の会社員でも10万円から始められる!はっしゃん式 成長株集中投資で3億円』のあらすじ

 

第1章 10倍株情報を見逃さない「四季報速読」

まずは投資先をみつける。

なんとアノ「会社四季報」を40分程度で読み、テンバガー候補を絞り込む方法が紹介されています。

【用意するもの】

・四季報の最新号

・付箋紙

・指サック(あれば)

 

1.以下三つの条件に当てはまるものに付箋を貼っていく。

①株価が右肩上がり

②陽線が多い…株価が上昇傾向にある。陽線が多い=白めのチャート

③半年以内に最高値を更新している…銘柄が注目されている証拠。

→右肩上がりで白っぽく右端の上の方が一番高くなっている株価チャートならOK

 

著者のアドバイス…付箋はあらかじめ20枚程度机に貼っておく。貼る位置は右ページは企業名の下あたり、左ページでは「資本異動」。

2.付箋を貼った企業の業績を確認する。

会社四季報の左下【業績】をみる。

業績の増減パターン
①売上・利益がともに増加している
②売上が増加し、利益は赤字だが改善している
③売上は増加しているが利益は減少している
④売上は減少しているが利益は増加している
⑤売上も利益も減少している

もっとも望ましいのは①。⑤は論外。②、③は新興企業であれば許容できる場合もあり。成熟した企業は④の状態になることがよくある。

②③④について判断を迷う時は、四季報の業績評価欄を確認したり、ネットで企業の情報を調べたりする。
以上をもとに不合格の場合は付箋を剥がす。

増減の判定はパッと見で伸び続けているかどうかという程度でOK。1年くらいマイナスの年があっても構わない。
1年で利益が10倍になることは稀だが5年10年かけて10倍になる企業は意外とたくさん存在する。

はるもえ
はるもえ
「集中シフト投資法」という考え方はなるほどと思いました。

 

集中シフト投資法

①四季報速読で銘柄を50銘柄選び、一銘柄あたりの投資金額ができるだけ同じになるよ株数を調整して購入する。

②損切りルールを決めておく

③成長路線から外れたら売却&残りの銘柄に再投資。

減益などで右肩上がりの成長路線から外れてきたら、含み益があってもなくても売却。

次の3つを基準に、上位の銘柄を再投資先に選ぶと良い。

1.利益成長率が高い

2.株価上昇率が高い

3.含み益が多い

④テンバガー候補への集中投資にシフトする

著者のテンバガー候補の条件は「売上成長率と利益成長率が30%以上又は当社比で2倍以上の継続的な成長が数年程度期待できること」。

これを満たすものが出てきたら保有株の含み益が総体的に低い銘柄を売却します。そしてそれを原資にテンバガー候補として認定したものを買いましていく。

 

第2章業績変化を先取りする「月次情報」

もう一つの銘柄選定。
月次情報は小売やサービス業と限定した業種のものになるが、タイムリーに業績を把握できる点で大変便利。

月次情報のポイント

1.既存店売上…オープンから1年位までの新店舗を全店舗から省いたのが既存店。既存店売上が前年同月比100%を超えた時は、基本的に業績好調と見て良い。既存店売上がマイナスだと、全店売上がプラスでもトータルの利益はマイナスになっている可能性がある。

2.全店売上

前年同月比100%を超えていればOK。ただし一見好調に見えたとしても、市場の予想を下回ると期待値に届かず、株価が下がってしまうこともあるので注意。

市場の予想は様々な要素で動きますが、四季報予想や決算書の会社予想がコンセンサスになる。全店売上は四季報や決算書に載っている売上と対応する数字なので、比較して進捗を確認しましょう。

 

月次情報から成長株を見つける方法

月次売上に現れる変化は概ね次の3段階。下記の状態のどれかなら成長株とみなす。

1.成長の初動...前年同月比100%割れが続く状態から100%越えへと転換

2.低成長からの加速...前年同月比100%→110%→120%と、10%くらい数字は上振れ

3.高成長入り...前年同月比130%以上

ただし「成長の初動」に見えたものが実は一時的な好調である場合や、「高成長入り」をしていてもすでに人気化していて購入には適さない場合もあるので注意。

こうして月次情報から成長株をピックアップしたら、四季報速読と同様に株価と業績推移を確認。

一般的には、月次売上が好調で「高成長入り」している企業ほど株価は右肩上りとなり、増収増益傾向になる。逆に「成長の初動」段階にある企業は、まだ株価や業績の動きが少ないかもしれません。

ライバルとなる同業他社との比較も有効。同業他社も好調なら業界全体として好調なだけの可能性あり。同業他社を差し置いて好調なら独り勝ち状態となっていることが多く、より長期的な成長が期待できる。

成長倒れに気づける。
ペッパーランチのように既存店売上が100%を割り込み始めていると気づける。

はるもえ
はるもえ
なんと!著者監修の「月次Web」サイトで誰でも簡単に月次情報を分析できます。

同業種内の勝ち組・負け組がわかる。

月次情報の公開予定日は業種によっておおよそ決まっています。関心のある業種があれば、「毎月◯日には月次情報を見る」とルーティンを決めて確認しましょう。

 

月次公開日の傾向

業種公開日
アパレル1〜2日の主力組のリリースが集中
食品・スーパー各社バラバラ
コンビニ10日に揃う
ドラッグストア25日から翌15日あたりまで
生活雑貨・家電1~10日あたりまで
外食チェーン牛丼回転寿司ファーストフードは5日ぐらいまで
通販・EC10日~15日くらい遅めが多い
百貨店1日に速報15日に確報
サービス10日~15日くらい遅めが多い
ネットサービス10日から20日くらい

 

第3章「決算書」は1ページ目だけでOK

第1章から第2章で見つけた成長株をふるいにかけます。

はるもえ
はるもえ
決算書と言われてもいっぱい項目があり、どこを見ればいいのかわからなかったのでこの判断はとても参考になりました。

 

決算書で確認するのは次の3点

ポイント1:業績は増収増益か

ポイント2:会社予想は増収増益か

ポイント3:会社予想に対する進捗率は順調か

ポイント1では決算書の売上「売上高」・利益「経常利益(税引前利益)」をもとに確認。前年度の同四半期と比べ10%以上増えていれば順調。

ポイント2では1ページ目の1番下(2ページ目にずれていることも)通期の会社予想が増収増益か確認

会社予想については強気に出す企業も弱気に出す企業もあり、企業の性格を考慮する必要がある。過去の決算でどんな予想をだしどんな結果になったかを確認すると見えてくる。

ポイント3では進捗率が今期予想を達成できるペースになっているかを確認

今四半期の業績から予想される通期売上(利益)÷会社予想=進捗率

第1四半期:売上(利益)×4倍
第2四半期:売上(利益)×2倍
第3四半期:売上(利益)×1.33倍

*進捗率を考える時の注意点

1.ビジネスモデルによって四半期ごとに業績のばらつきが出る。

例えば任天堂ゲームメーカーや子供向けの玩具メーカーはクリスマス商戦で大きく売り上げを伸ばす。

過去の特性は決算書を遡ることで確認できる。

2.業界に特需があったり企業に不祥事が起きたりした場合。

こうしたときは今四半期の業績から予想される通期売上(利益)を通常の四半期の売上・利益×4倍に置き換えて考える。

第1四半期:売上(利益)×4倍
第2四半期:(売上(利益)ー第1四半期の売上利益)×4倍
第3四半期:(売上(利益)ー第2四半期の売上利益)×4倍

決算書1ページ目の内容について判断に迷う時は、2ページ目以降の企業による報告を参考にすると良い。

 

会計基準によって項目の名称が違う。

売上高=「売上高及び営業収入」、「売上収益」

経常利益=「税引前四半期純利益(税引前利益)」、「税引前四半期利益」(税引前利益)

 

第4章「理論株価」で未来の企業価値を測る

理論株価は企業価値を元にした「本来あるべき株価」。理論株価を知り、長期保有の道標にする。

株価と理論株価が連動してなければ、業績の裏付けがないので注意。

業績が急激に拡大したとしても、市場がその状況に継続性がないと判断した場合は、株価が理論株価に追いつかないことがある。一時的なものなら理論株価は業績にあわせ下がる。業績を詳しく確認し、一時的な成長かの判断が必要。

理論株価の便利ツールがあり5年後の企業価値の予測などもできるので、この章はかなり重要。

4章のコラム


流動性リスク…過去3~4年の月間出来高のうち下位50%の平均が安全ライン。「理論株価Web」にも掲載あり。

個別銘柄投資難易度以下の項目に当てはまる場合は投資難易度が高くなる。

1.株価が100円未満…倒産予備軍

2.PBR が0.5倍未満または2倍以上…赤字リスク

3.PER がマイナスまたは30倍以上…株価下落リスク

4.自己資本比率が25%未満(金融業なら5%未満)…収益効率が悪い

5.ROAが1%未満または15%以上(金融業なら2%未満が30%以上)…悪化時の株価下落リスク

6.配当利回りが1%未満…配当抑止力低下 ライン

7.純資産が100億円未満…株価操縦リスク

8.時価総額が200億円未満…株価操縦リスク

チェックの数

0~1個:A難易度(初心者歓迎)

2個:B難易度(初級者OK)

3個:C難易度(中級者向け)

4個:D難易度(上級者推奨)

5個:E難易度(達人専業領域)

6~8個 :F難易度(スゴ腕専用)

 

第5章テンバガーの選び方と「利大損小サイクル」


第5章からは成長株への絞り込み方法。

絞り込む基準は4つ

1.業績

第3章で学んだ決算書1ページ目の分析で確認する。さらに第4章の理論株価で業績に基づいた妥当な株価を調べ、将来性を測っていく。

2.成長シナリオ

「成長シナリオ」(後述)をつくり、3年後2倍に成長しそうなものを選ぶのもおすすめ。将来性について甲乙つけがたい場合は、5年後10年後に社会から必要とされそうなテーマを考えて選ぶ。

3.自分の得意分野かどうか

4.社長の能力や人柄はどうか

 

売買は決算期に行うのが合理的

【決算直前に買う場合】

決算発表の直前に買っておけば高業績の場合は株価も上昇して利益になります。もちろん業績が芳しくなく損をする可能性もありリスクは高くなります。ただその場合も決算内容をみて予想が外れたとすぐ分かるので損切りの判断をしやすい。

 

【決算直後に買う場合】

自分の分析に自信がない時は決算の発表後に買う。あらかじめ予想を立てておき当たったかどうか、そしてその理由を考えておくとことが大切。また決算前に株価が上昇している場合は好決算でもでつくしで下げる場合もあり、このような場合も決算後に購入がおすすめ。

 

決算期以外の買いのチャンス

・決算に準ずる判断材料が出た時

・上方修正など決算に準ずる情報が発表された

・月次情報が大きく動いた

新規事業や他社との提携など成長につながる変化があった(実体がないような定型も多いので注意)

業界全体に大きな影響を及ぼす材料が出た四季報の業績予想が大きく変わった(ただし自分でも業績を調べなおして判断する)

 

・株価が新高値をブレイクした時

・暴落バーゲンセール…リーマンショックやコロナショックのような歴史的大暴落が発生したとき。

 

「利大損小サイクル」でテンバガーを目指す


3年単位で考える「利大」。
3年保有の目安は、3年で株価2倍。次の3年で4倍。その次の3年で8倍。最後に10年で10倍。3年保有を続け、買い増し、さらに3年保有する。これを繰り返す。

 

含み損を許さない「損小」

 

含み損は100%失敗であり、リスク管理の観点から損切りを実行する必要がある。損切りルールを作り、保有株すべてに適用する。損切りは常に正しい。銘柄選択を誤ったか買うタイミングが悪かったかのどちらかです。

成長株に投資するということ

成長株に投資する上で大事な考え方

時価総額は「企業そのものについた値段」とも言える。時価総額について各業界の上位企業を比較すると企業の成長限界が見えてくる。→時価総額で成長限界を測っておく。

成長シナリオを考える。

例えばコロナと共存する社会コロナを克服した社会

また勝ち組の影には負け組が存在し、負け組の生き残りをかけた抵抗によって成長が滞る可能性もあります。注目した企業が増収増益になった時は、負け組企業が減収減益になっているかどうかを確認しておくと安心です。

テンバガーよりもテンバガーにならない銘柄が圧倒的多数。損切りはたくさん必要になる。リスク管理しながら、当たりの成長株を引き続けることが成功の秘訣。

リスク管理で大切なこと

1キャッシュポジションを多めに持つ(30〜50%)

2信用取引はしない

3本書で説明したような再現性の高い手法を取る

『普通の会社員でも10万円から始められる!はっしゃん式 成長株集中投資で3億円』感想

書籍×WEBの合わせ技(著書には動画などのQRコードがある)なので、理解しやすい。端末に付録(著者の四季報分析まとめ)が付いているので参考になります。

こんなに情報を惜しみなく公開されていて、良いのかなと思いました。「おわりに」を読んで納得。日本市場の価値を高めるため、健全な日本市場を作りたい、という高い志があるからなんだと知りました。

またね。

 


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